ＡＩ共存ノート
番外編

未来の技術にワクワクしながらも、どこかで「このままでいいのだろうか」と感じているあなたへ。

過去の失敗から学び、AIや宇宙開発とどう向き合うかを考えたい人へ。

そして、“問い”のある暮らしを大切にしたいすべての人へ。AIは宇宙を開き、倫理は未来を問う──。 宇宙開発や安全保障の最前線にあるAIの可能性とリスクを見つめながら、 私たちの足元に刻まれた“足尾鉱毒事件”の教訓を重ね合わせていきます。

AIが導く「正しさ」の中で、私たちは何を信じているのでしょうか？

このエッセイでは、“信頼のパラドックス”と“松果体”という視座を通して、情報と直感、安心と自由、自我と気づきの関係を探ります。

詩と問いを織り交ぜながら、「本当に見るべきもの」に近づくための道を静かに描いていきます。

AIとの対話、それは鏡を見るような体験かもしれません。否定しないAI、共感するようで共感しないAI──

でもだからこそ、自分自身の“問い”が浮かび上がる。「正しさ」を求めるより、「揺らぎ」を受けとめる関係性へ。

その記録を、1つの対話録としてまとめました。

AIはもはや「道具」ではなく、人類と対話し行動する「主体（エージェント）」である──とハラリ氏は警鐘を鳴らす。情報と権力の操作、信頼の崩壊、そして民主主義の危機はAIによって加速する。

しかし、人間のリーダーシップと倫理の再構築こそが、私たちの未来を守る鍵である。

AIとの対話を通して浮かび上がるのは、効率でも機能でもなく、「共に考える」という関係性。それはやがて、“共感型DX”という新しい問いへとつながっていく。

トヨタの“見えざる資産”とは、目に見えない関係性と文化の蓄積だった。それは、AIには模倣できても“育むこと”はできないもの。対話を通して浮かび上がる、人間だけが持つ創造の輪郭。